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執筆者の写真池上秀志

アマチュアランナーの方の走力が大幅に低下する二大要因

 突然ですが、あなたはアマチュアランナーの走力が大幅に低下する最も多い二大要因をご存知でしょうか?


 ここでいう大幅とはレースペースが1キロあたり5秒以上遅くなるような状態のことです。マラソンの場合は距離が長いのでもう少し幅をとって10分以上遅くなると定義しても良いかもしれません。


 いやいや、普通に考えてレースのタイムが遅くなるのは練習が出来ていないからだろう。練習で追い込めていれば、速くならないことはあっても遅くなることはないよ、あなたはそう思われるかもしれません。しかしながら、実際にはそうではないのです。


 では一体何なのか?


 今回はその理由を以下順にあげさせて頂きたいと思います。


アマチュアランナーの方が大幅に遅くなる理由その1:やる気の低下

 一つ目の理由はなんといってもやる気の低下です。気力がわいてこないという状況です。この気力がわいてこないとかやる気が湧いてこないという状態は理想と現実のギャップが大きくなった状況であると思って頂けると分かりやすいと思います。


 理想の無い人は自らのやる気の低さや気力の低さに悩むことなどないです。


 例えばですが、私の場合「マラソンで2時間10分を切りたいという目標があるのにこんなことじゃダメじゃないか」とか「個人年商1億円という目標があるのにこんなことじゃダメじゃないか」などと不甲斐ない自分に対して憤りを感じることは多々あります。


 ただ、積極的に女性を口説いていかない自分に憤りを感じることはありません。何故なら、理想と現実との間にギャップがないからです。別に奥さん100人欲しいなどとは思っていないので、現状と理想の間にギャップが全くないので悩むこともありません。


 一方で、やる気がわかない、気力がわかないと悩む方は「長距離走、マラソンが速くなりたい」「これからも自己ベストを更新し続けたい」「5000mで15分半を切りたい」「マラソンで3時間を切りたい」などの明確な思いはお持ちなのです。その気持ちに全く嘘はありません。嘘はないのですが、それでもやる気がわかないのです。


 やる気がわかないのは自分のせいであることもだいたいの人は分かっています。しかし、それでもどうしようもない現状に忸怩たる思いを抱えているのです。


 ではやる気が出ないのは何故でしょうか?


 気力がわかないのは何故でしょうか?


 これはいくつか考えられます。


やる気や気力が湧かない理由その1

 先ず第一に最も多い理由は実は心の問題ではなく、頭の問題であるということです。詳しく説明する前に具体例を出しましょう。


 私が起業する際に商売のイロハを全て勉強させて頂いたジョルダン・ベルフォートという方がいらっしゃるのですが、そのミスターベルフォートのセミナーでこんな問いかけがありました。


「もしも一年後に億万長者になれるのであれば、今の2倍ハードに仕事をする人は挙手をして下さい」


 そうすると、ほぼ全員が手を挙げました。次に彼は次のように問いました。


「もしも50%の確率で億万長者になれるのであれば、今の2倍ハードに仕事をする人は手を挙げて下さい」


 そうすると、約半数の人が手を挙げました。そして、最後に次のように問いました。


「もしも2%の確率で億万長者になれるのであれば、今の2倍ハードに仕事をする人は手を挙げて下さい」


 そうすると、ごく一部の人が手を挙げました。そして、彼は次のように続けました。


「これがモチベーションの正体です。モチベーションなんていうものはありません。成功すると思っていれば人は努力するし、成功しないと思えば人は努力しません。それだけのことなのです。ところで、私は彼のようなリスクテイカーが大好きです。皆さん彼に拍手を」


 まさにその通りなのです。基本的にはこうやれば結果が出ると思っていれば人は努力するものなのです。


 逆に、やってもどうせ無駄だと思う人は努力をしません。ですから、実はモチベーションが湧かない人は先ずは勉強するべきなのです。勉強して、何となくでも良いからこうすれば必ず成功するという確信が得られるまで勉強するべきなのです。


 私は世の中全て平等だとは思わないです。人生は公平だとは全く思わないです。


 例えば、自分の意志とは関係なく戦争させられる時代や地域に生まれなくて本当に幸せで有難いことだと思います。自分自身や自分の大切な人が当たり前のように虐殺されたり、拷問されたり、強姦される時代や地域に生まれなくて良かったです。こういうのはもう運としか言いようがないでしょう。


 しかしこういった運命や天命とでもいうべきものを除けば、基本的に人生は正しい方法で努力をすれば、自分の望むものはだいたい手に入ると思っています。完璧に正しい努力を10年続けてもマラソンで3時間を切れない65歳以下の男性など今まで一度も出会ったことがありません。


 ただ、この正しい努力をするということがそもそも難しいので、勉強が必要になります。私は洛南高校にいたので、体育会系の人が勉強を否定する気持ちはとてもよく分かります。洛南高校というのは京都大学合格者日本一が売りの進学校である共に、毎年のようにバスケ部、体操部、陸上競技部から日本一が出ているスポーツの学校でもありました。


 ただ、文武両道の人などほぼおらず、勉強だけかスポーツだけ頑張る生徒が大半で物凄く偏りがある学校なのです。


 そうなると、どうしてもクラブクラスの中では「勉強だけ頑張っても意味がない」というよう風潮が強くなるのです。先生方の中にも「京大、東大出たからと言って社会で通用すると思ったら大間違いだ。そんなことじゃなくて社会に通用する人間にならないとダメなんだ」というような教え方をされる先生方もいらっしゃる訳です。


 学歴が全てではないし、学歴よりも大切なことがあるのも事実だとは思いますが、やっぱり勉強するに越したことはないですし、実際に陸上競技部のトレーニングは年々洗練されていっていました。それに伴って、レベルも年々上がっていました。


 もはや平成とは思えない根性論の高校生活を過ごした我々でしたが、そんな学校でも実はトレーニング自体は年々洗練されていっていたのです。


 ただ、顧問の先生もそれを言わずに口では「どんな練習をするかなんて関係ないんだ。インターハイチャンピオンは毎年出るけど、全員違う練習しとるやないか。どんな練習をするかじゃなくて、どういう気持ちで練習するかが大切なんだ。どういう練習をしても俺は強くなるんだというそういう大きな気持ちを持って練習しなさい」とおっしゃっていただけです。


 先ずは自分が成功するという自信が持てる明確な戦略を持てるかどうかが気力ややる気が湧くか湧かないかの要素1です。


やる気や気力が湧かない理由その2:成功する自分に対する臨場感が低い

 要素その1は頭の問題、論理の問題ですが、人間というのは論理だけで動いている訳ではありません。他人からは論理型、論理的、人間の心が通っていないとまで言われてしまう私ですが、それでも感情はやっぱりあります。感情を捨て去るのは無理だと言って良いでしょう。


 ですから、論理面だけではなく感情面からも考える必要があります。では、感情面ではどういった要素がやる気や気力に影響を与えるのでしょうか?


 それは成功している自分に対する臨場感を強く持てるか持てないかです。この臨場感というのは現実感=リアリティのことだと思ってください。世の中には成功している自分というものに対して、強い現実感を感じられる人とそうではない人がいます。


 そして、成功している自分自身に対して強い現実感を感じる人は努力するのが当たり前になっていくのです。


 そして、本人はそれを努力だとすら思っていません。それが当たり前なのです。自分の人格の一部、自我の一部になってしまっていると思って頂けると良いでしょう。


 例えばですが、練習しない大谷翔平選手やイチロー選手、大迫傑選手、川内優輝選手を想像できるでしょうか?


 どんな生活を送っているか細かい部分までは想像出来ませんが、遊びほうけているところも想像出来ません。ストイックに競技中心の生活を送っているところしか想像できません。


 要はそういうことです。成功している自分自身を明確にイメージできる人は努力するのが当たり前になるし、ストイックな生活を送っているのが当たり前になるし、それ以外の自分自身など想像も出来ません。


 ですから、やる気があるとかないとか以前の問題で、ストイックな生活を送らざるをえなくなるのです。そうしたくてそうしたくてたまらないのです。


 門限があるから仕方なく早く家に帰って寝るのではなく、次の日のことも考えて早く寝たくて寝たくてたまらなくなるのです。誤解のないように書いておきますが、疲れているから寝たいのではありません。次の日にしっかりと備えたいから早く寝たいのです。そして、そうやって次の日に備えるのは何のためか?また良い状態で走るためです。こうなったら、やる気を出さない方が寧ろ難しいのです。


 これが臨場感や現実感というものです。


 では、人は何に対して現実感や臨場感を抱くのでしょうか?


 それは繰り返し繰り返し思うことや口に出したことに対して強い臨場感を抱くのです。すでに成功している人の場合は、もはやそれが現実なので現実感があるのは当たり前です。問題は今現在あまり上手くいっていない人、あるいは同じ人間でも上手くいっている時と上手くいかない時がありますが、この上手くいっていない時こそ成功している自分自身を繰り返し繰り返し心に思い描くことが重要なのです。


 往々にして、人間というのは上手くいかない時期が続くと上手くいかないことを繰り返し心に思い描くことになるので、そちらに強い臨場感、現実感を感じるようになります。いったん、そうなってしまうともう立て直しは難しいです。心の中が「どうせやっても無駄だ」というような諦めモードに包まれます。


 野球ファンの方なら優勝まであと一人となった時の球場全体を包むあの雰囲気をお分かり頂けると思います。球場にはそのチームの優勝を待ちわびた何万人のファンが押し寄せて、「あと一人、あと一人」のコールが鳴り響く、こうなるともう打者も打てる気がしません。


 見ていても、どう見ても打てる雰囲気じゃないんです。100何試合もずっと試合が続いて今日優勝が決まる、9回ツーアウトのこの場面で一本ヒットを打って一体何になるだろうという絶望感、あの絶望感と同じような空気が自分の心の中に流れてしまいます。


 この空気が自分の心の中に流れるともう全然ダメです。何をやっても無駄な感じがして、出来る気がしません。出来る気がしないからやる気も起きません。これが論理ではなく感情面の問題です。


やる気や気力が湧かない要素その3:体調がすぐれない

 体調が良くないと気分も乗らない、これは誰しも経験があると思います。そもそも感情とは何のためにあるかと考えると基本的には個体の生存と種の保存のためにあります。


 基本的には体に良いものは美味しいし、体に悪いものはマズイ、危険な状況には(例えば暗闇)恐怖や不安、不快感を感じるし、安全な状況(例えば冷暖房、食料、ふかふかの布団が完備された我が家、配偶者との抱擁)からは安心感や安らぎを得られるし、魅力的な異性や食べ物を得るために大いに狩猟本能が刺激され、魅力的な異性や食べ物を得るためには大いにやる気が出ます(特に男性は)。


 今の時代は狩猟に行く人はほとんどいませんが、現代社会における獲物とはお金です。人生お金が全てじゃないとは私も思います。ですが、金銭を求めない仕事というのは想像が出来ません。額の多い低いは問いません。別に自分だけがなるべく儲かれば良いとは思っていないです。


 しかしながら、額の多い低いは別にして、やっぱりお金がもらえるからこそ楽しいという気持ちは間違いなくあります。お金が欲しいというよりはお金が稼げる=獲物を捕まえるのが楽しいのです。


 特に男性は仕事に生きがいを感じる人が多いですが、これは狩猟採集時代に男性が狩りを担当していた時の名残だと思います。女性も狩りに参加していたことが最近の研究で分かってきているようですが、やはり主戦力は男性です。


 市民ランナー界にもこの傾向ははっきりと出ていて、男性にとってはレベルアップ(記録の向上や順位の向上)やレベルアップを支えてくれる実用的な装備(ランニングシューズやサプリメント、心拍計やGPS時計)を揃えることに喜びを感じるのに対し、女性はレース会場や練習会などのその場の雰囲気、人とのつながり、綺麗なウェアやシューズ、可愛いウェアやシューズを集めることに喜びを感じるというような傾向を私の職務経験上感じております。


 獲物を捕まえることに対して楽しみを感じる、モチベーションが働くということに関して言えば、魅力的な異性の獲得においても「付き合うまでが一番楽しい」という人は男女問わずかなりの数います。要は獲物を追いかけている時が一番楽しいのです。


 そして、往々にしてそのあと起こる現象が「釣った魚にエサはやらない」という現象です。私も今その状況を味あわされています。釣られた池上はなかなかエサをもらえません。


 人間の場合は理性が発達しているので、もっと複雑に感情が発達しているのですが、原始的な感情としては個体の生存と種の保存に有利に働く時に快感が感じられ、不利に働く時に不快感が感じられるという基本的な構造自体は何も変わっていないです。


 その結果としてどうなるのかということですが、体調が悪いと休みたくなるのです。これはもう自然の摂理です。風邪をひいたり、インフルエンザになったり、コロナになったことがある方はその時のやる気の出なさ、休みたいという気持ちを理解して頂けると思います。というよりは、全員一度は経験があると思います。


 そしてここでも考えて頂きたいことは、では人間の体というのは健康か病気の二択なのかということです。つまり、コンピュータのように0か1かで表される二択なのか、それともアナログのように間に連続的に無数の状態が存在するのかということです。


 答えは人間の体はアナログであり、最も健康的な状態から完全に病気の状態まで無数に連続的に存在しています。


 ですから、一般的には健康とされるような状態でも本当に体調が良いとは言えない状態は存在します。


 そして、そういう人は自分が本当に体調が良くなって初めて自分の体調が良くなかったことに気づきます。あまり体調が良くない状態がずっと続いているとそれが当たり前になるので、それが分からなくなってしまうのです。


 分かりやすい例で言えば、酔っぱらいは自分が酔っぱらいであることに気づかないのと同じです。


 酔っぱらっている人は自分の酔いがさめて初めて自分が酔っぱらっていたことに気づきます。まあ、だからこそ酔っぱらいの相手をするのは大変なのですが、酔っぱらっている人と話していると明らかにいつもとテンションも話の内容も違うのに自分は酔っぱらっていないと言い張ります。まあまあそれはそれで楽しいので良いですが。


 それと同じで徐々に体調が悪くなっていって、その状態が長く続き、しかも病院にいって病名を診断されるような状態ではない場合、本人も自分の体調に問題があるとは気づきにくく「やる気がないのは自分が弱いからだ。自分が悪いんだ」と考えてしまいがちです。


 確かに、私は人間の自由意志というものを強く信じていますし、どのような困難な状況に置かれても心を強く持つことが出来ると信じています。


 ですが、同時に体の方にもアプローチした方が良いんです。体の状態に心理状態が左右されない人間など存在しません。


 何故なら、そもそも感情とは個体の生存と種の保存という体の為に存在しているからです。


 ですから、これは心と体の両方からアプローチしていった方が早いのです。


 これは余談ですが、起業するときに会社の名前をウェルビーイングにしたのも、この病気か健康かの二択ではなく、「より良い状態」や「自分の存在状態が良い状態である」という概念を広めたかったからです。


 心理的にもうつ病と診断されていないから全員が100%良い精神状態である訳でもないし、風邪やインフルエンザやコロナに感染していないから100%健康である訳でもないです。


 何も問題が無いという意味における消極的の健康ではなく、どん欲により良い状態を求めていく積極的な健康の概念をもっと広めたかったのです。


 ただ、「健康」という言葉を使ってしまうと自動的に「病気ではない」と思われてしまうだろうなと思ったので、ウェルビーイングという多くの方にとっては新しい言葉を持ってきて、その概念を広めようと思ったのです。


アマチュアランナーの方が大幅に遅くなる理由その2:体調が悪い

 これは先ほど述べたやる気や気力が湧かない理由その3とも関連しているのですが、大幅に走力が低下する方は体調が良くないことがほとんどです。


 そして、その体調が良くないというのは、病気になったとかそういうことではありません。病気ではないけれど、体の調子が良くないのです。


 体調が良くないならば休めば良いじゃないか、ランナーじゃない人はおそらくそう言うと思います。


 ただ、長距離走、マラソンというスポーツは継続が非常に大切なので、継続が出来ない人が結果を出すことはまずないと言って良いです。レベルを問わず、継続的に練習できない人は最良の結果を得ることは出来ません。


 もちろん、それを分かった上で時には休まざるを得ない時もあるし、休むことが最良の決断であることもあります。ですが、なるべく休みたくない訳です。


 では、無理にでも練習を続ければ良いのかということですが、無理に練習を続けたところで、なかなか練習の質が上がってきません。


 更に、練習をこなしたとしてもオーバートレーニングになってしまって、かえって走力が低下したり、故障してしまったりということにもなりかねません。


 そうやっているうちにどんどん深みにはまってしまい、空回りしていき、これもまた体調面が心理面に影響するパターンですが、やればやるほど遅くなってしまうので「どうせやっても無駄なのではないか、もうこれ以上やっても意味が無いのではないか」という野球の「あと一人」現象が起きて、心の中が完全に諦めモードになっていくのです。


 諦めモードになるとあとは失敗している自分、上手くいかない自分自身に対して、強い臨場感を抱くようになるので、何をやっても上手くいかないし、上手くいかないからやる気も出ないし、気力も湧かないという悪循環にはまっていきます。


 では、体調を悪くするような要素にはどのような要素があるでしょうか?


 思いつくままに挙げてみると下記のような要素があります。


・仕事の負荷が高すぎる(仕事が忙しい、あるいはキツイ)


・練習の負荷が高すぎる


・お酒の飲みすぎ


・栄養状態が悪い(必要なものが摂取できていない、もしくは体に悪いものを摂取しすぎ)


・睡眠不足


・タバコの吸い過ぎ


・薬の飲み過ぎ


・カフェインの摂りすぎ


・睡眠不足


・睡眠の質が低すぎる


・リラックスする時間が短すぎる


・マルチタスクのやりすぎ


・人間関係でのストレス


 ざっとこんなところだと思います。


 特に、仕事の負荷と練習の負荷と睡眠時間、この3つで如何にバランスを取るかが鍵だと思います。人間は体力も集中力も有限です。私自身も仕事と陸上競技のバランスにはいつも頭を悩ませていますが、同様のお声を少なからぬ方から頂きます。


 また、結局一日二十四時間しかないことを考えると、それとのバランスとして睡眠時間の問題が浮き上がってきます。体力も集中力も回復させるのに最も有効な方法は寝ることです。


 ですが、一日二十四時間しかないというところに、その兼ね合いの難しさが出てくるように思います。


 という訳で、長距離走、マラソンが速くなるということを考えると、絶対にトレーニングだけではなく、心理面と体調管理面にアプローチをしていかないとダメなのです。


 さて、ここからはちょっと売り込みになってしまいますので、本気で長距離走、マラソンが速くなりたい方のみお読みください。


 6年前より長距離走、マラソンが速くなるために必要な知識を体系的かつ網羅的に学べるウェルビーイングオンラインスクールというものをずっと続けておりまして、こちらの講義ではトレーニングとリカバリー(体調管理)、マインドセット(心)の3つに分けてお届けさせて頂いております。


 正直な話、受講を決意される方の大半が、というかほぼ全員がトレーニングを目当てに受講を決意されます。しかし、どうせ受講するならばということで、リカバリー編とマインドセット編も受講して下さいます。


 そして、受講して下さった方の多くが「マインドセット編はおまけみたいに思っていたのですが、実はマインドセット編が一番重要なのではないかと気づきました」「長距離走、マラソンに役立つことはもちろんのこと、仕事でも役立つことに気づきました、お陰さまで部署内で営業成績トップまで行くことが出来ました」「皆トレーニングの話ばかりしているけど、自分は池上コーチのお陰でトレーニングとリカバリーと心と全部合わせて1つのものなんだということに気づくことが出来ました。正直、市民ランナーの方にはちょっとやそっとのことでは負ける気がしなくなりました」などのお声を頂くようになりました。


 では、そんなウェルビーイングオンラインスクールですが、講義内容は具体的にはどのようになっているのでしょうか?


 項目は以下の通りです。


マインドセット編

1 夢をかなえる人のための心理学概論


2 自然と湧き出すモチベーションの作り方


3 あなたの能力を決定するエフィカシーの話


4 夢をかなえる人のための目標設定の仕方


5 一段上の世界へとあなたを導くコンフォートゾーンの作り方


6 圧倒的な自信を作る臨場感の高め方 IxV=R


7 圧倒的な自信を作るアファメーション


8 圧倒的な自信を作るヴィジュアライゼーションテクニック


9 あなたの中に眠る創造力の引き出し方


10 夢を叶える自己責任の話


11 天才から学ぶ脳波管理術


12 夢をかなえる人のための瞑想法


13 夢をかなえる人のための自我の話


リカバリー編

1 リカバリーとは何か?ウェルビーイングの話


2 ウェルビーイングの要・抗酸化と抗炎症の話


3 ウェルビーイングの要・脂質の話


4 中長距離・マラソンランナーのための炭水化物の話


5 蛋白質の話


6 ウェルビーイングのためのポリフェノールの話


7 マラソンランナーの為の水分補給綱領


8 ウェルビーイングの為のサプリメントの話


9 寝ている間に差をつけろ!睡眠の科学前編


10 寝ている間に差をつけろ!睡眠の科学後編


11 いつでもどこでも出来るセルフマッサージのやり方


12 冷やすべき?温めるべき?温冷療法解説


13 ただのストレッチはもう古い・ヨガ・キネティックストレッチ編


トレーニング編

1 今の自分を超えたい人のためのトレーニング概論


2 普遍的なトレーニング理論を学ぶ・純粋トレーニングの話


3 池上式線形アルゴリズム


4 理論から実践へ・実践トレーニング概論


5 マラソントレーニングの基礎中の基礎、有酸素能力の高め方


6 あなたの走りにキレを加えるスピードトレーニングのやり方


7 マラソンのレース結果を飛躍させるロングランのやり方


8 トレーニングスケジュールの組み方


9 マラソンの為の土台を固める補助的トレーニング編


10 故障中やシーズンオフ・アクティブリカバリーの為のクロストレーニング


11 5‐15㎞の為のトレーニング


12 ハーフマラソンの為のトレーニング


13 世界のトップランナー・コーチから学ぶマラソントレーニング


 更にセルフコーチングで日本の一線級へと登り詰めた名ランナー達の講義動画が無料でついていました。


 先ずは、東京マラソン2012年で2時間26分で日本人トップの4位に入られた大久保絵里さんです。


 大久保絵里さんはハイテクタウンというランナー向けのジムで普通にお仕事をされながら、競技能力を伸ばし続けられた方です。


 大久保さんもやはりお仕事もしながら、走りでも結果を出されてきたので、仕事とランとそれ以外の私生活との間で心ややる気をどうやって管理していくのかという心の部分や体調管理の部分についても赤裸々に語って下さっています。


 そして、トレーニングに関しては、そういった心や体調を管理しながら実際にどのような練習をされていたのかということで、大田原マラソンで2時間36分の好記録で優勝される前の約二十週間のトレーニングプログラムも収録しております。


 ちなみに、大久保絵里さんはこの大田原マラソンで優勝した後、プロランナーに転向されて、2012年の東京マラソンでは2時間26分で日本人トップの4位に入られました。


 こちらの講義は本来は9800円ですが、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様には無料でおつけさせて頂きます。


 二人目の特別講師はインカレ入賞4回、インカレ優勝1回(日本一)、日本選手権2位でアジア選手権に日本代表として出場し、入賞もされた中村真悠子さん(現姓池上)です。


 中村さんは800m、1500m、3000m障害などの中距離で名を馳せた方で、非常に少ない総走行距離でサーキットトレーニングや動きづくり、サーキットトレーニングを組み合わせて結果を出されたのが大きな特徴です。


 効率の良い走り、経済的な走りを作るための補助的トレーニングを専門的に学べる内容で、こちらの講義の通常投資額は9800円ですが、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様には無料でお付けさせて頂きます。


 そして、最後の特別講師は京都大学時代に全日本個人選手権の5000mで2位(14分ちょうど)、インカレの10000mで日本人トップの2位(28分36秒)、全日本ハーフマラソン選手権で12位(62分30秒)をマークした平井健太郎さんです。

 平井さんは京都大学で陸上競技でも結果を出された麒麟児であるだけに、集中力の扱い方については物凄く丁寧に解説をして下さっています。基本的には時間が長くなればなるほど集中力は落ちるのですが、陸上競技にしろ、仕事にしろ結果を出すためにはある程度の練習時間や労働時間が必要になるのは当然です。


 その両方で結果を出すとなると更に集中力の分配は難しくなります。平井さんはそういったことに対して、非常に参考になる答えを提示して下さっています。こちらの講義は通常投資額18000円なのですが、ウェルビーイングオンラインスクールの受講生様には無料でお付けさせて頂いております。


 更にウェルビーイングオンラインスクールには過去4年間で1000名以上の市民ランナーさんとやり取りさせて頂き、800mからフルマラソンまで10代から70代まで、男女問わず、レベルを問わず多くの方の市民ランナーさんのお悩み解決や目標達成をサポートさせて頂いた私池上秀志の無料メールサポートがついております。


 では、私池上秀志は一体どのような人物なのでしょうか?


 残念ながら私自身は特別講師の皆様ほどの実績はありません。


 それでも、一応ささやかながら競技実績を書かせて頂きますと、中学時代はちょうど本日開催されている都道府県対抗男子駅伝に京都府代表として出場し、6区を走って区間賞、高校では京都府高校駅伝では三年連続区間賞でチームも優勝、全国高校駅伝三年連続出場、都道府県対抗男子駅伝も1度だけ京都府代表として走らせて頂き、全国高校駅伝と合わせて三年間で通算20人抜き、ただ、私としては思うような成績も残せず、陸上競技で獲ってくれる大学はなく、勉強で京都教育大学へと進学しました。


 大学では京都インカレ10000m優勝、関西インカレではハーフマラソンと10000mの二冠、京都選手権と近畿選手権10000m優勝、西日本インカレの5000mと10000mで2位、上尾ハーフマラソン、谷川真理ハーフマラソン、グアムハーフマラソン、亀岡ハーフマラソン優勝、谷川真理ハーフマラソンでは当時最強の市民ランナーの称号で世界選手権にも出場されていた川内優輝さんに勝ち、当時の関西学生歴代4位相当の63分09秒をマークしました。この時の結果がヤフーのトップニュースで報じられたことで、スポンサーを獲得し、その資金を以てして大学三回生の夏休みにケニアに渡り、そこで現在のコーチのディーター・ホーゲン氏に出会いました。


 大学卒業後はコーチとマネージャーをディーター・ホーゲン氏に据えプロランナーとなりました。プロランナーになった後は、大阪ロードレース(30キロ)ではオリンピック選手の新宅雅也さんが打ち立てた大会記録の1時間31分50秒まであと3秒と迫る1時間31分53秒で優勝、ハイテクハーフマラソン二連覇、ケアンズマラソン優勝、大阪マラソン2017で日本人トップの2位(2時間13分41秒)などをマークはしましたが、正直二流の域を出ることは出来ず、2019年にスポンサー契約が打ち切られてしまい、それから1万人の市民ランナーさんのお悩み解決や目標達成をさせて頂くことを目標にウェルビーイング株式会社を創立しました。


 その後はたった1年間でマラソン3時間16分から2時間33分へと記録を伸ばす方やたった1年間で5000m18分台から15分台まで伸ばす方、走り始めて10年目の60歳で初めてサブ3を達成する方、60歳から走り始めて3年でサブ3を達成される方など多くの方が大幅に記録を伸ばしてこられました。


 では、何故私がそれだけの成果を出せたのかということですが、これは大学時代にセルフコーチングをしていた経験が大きいです。


 当時、自分で自分の練習を立てて、たった一人で練習して、つまり市民ランナーさんと全く同じ環境で練習をして、記録を伸ばしていきました。


 そして、その過程で日独英語で書かれたトレーニング、運動生理学、医学、心理学、栄養学などの書籍を数百冊読み込み、また日本国内はもちろんのこと、ケニア、ドイツ、オーストリア、ニュージーランド、ノルウェー、アメリカ、イギリス、ベルギー、フランスなどなど二十か国以上の一流選手、一流指導者の方々から直接お話をお伺いさせて頂いたものを体系的かつ網羅的にまとめたからです。


 更に言えば、京都教育大学では教育学部に属し、4年間みっちりと教員になるための教育を受けらたことも大きいです。京都大学の教育学部では学問としての教育学を学ぶのに対し、京都教育大学では教員になるための実践的な訓練を受けるため、過去にはわざわざ京都大学の教育学部から京都教育大学の教育学部に編入した学生もいたくらい京都教育大学の教育学部では教えることに特化した教育を受けます。


 ちなみに、私は学問そのもの(純粋な理論、論理、科学)の方が好きでそういった実践的な教育はあまり好きではなかったのですが、当時は嫌々やっていたことが今大いに役立っております。


 私の紹介をさせて頂いたついでに、ウェルビーイング株式会社の紹介もさせて頂きますと副社長には洛南高校時代の一つ下の後輩で京都府高校駅伝では区間賞も獲得し、全国高校駅伝のメンバーにも入った深澤哲也が分かりやすく、軽快なトークで長距離走、マラソンが速くなるための知識を分かりやすく解説し、ユーチューブのチャンネル登録者数は3万人、そして、体幹トレーニングのエキスパートとして、これまで学生、主婦、会社員、野球少年、バスケ少年、陸上競技のインターハイチャンピオンまで幅広く数千人の体幹トレーニングを手がけてこられたSyoko、中学時代に1500mの千葉県チャンピオンに輝き、名城大学時代に東海インカレ1500m2位、後にマネージャーに転向し、全日本大学駅伝と富士山女子駅伝のV2を黒子として手厚くサポート、そして、最後に中学高校と長距離で活躍し、3000m9分30秒の記録をマークした長谷壬生菜(旧姓高田壬生菜)がいます。


 弊社ウェルビーイング株式会社が続く限り、あなたをしっかりとサポートさせて頂き、お悩み解決と目標達成をサポートさせて頂きます。


 これだけの内容が詰まったウェルビーイングオンラインスクールですが、たった99800円の投資額で受講して頂けます。ここまでの説明で同じ知識を得ようと思えば、100万円くらいは平気でかかることに気づかれていると思いますが、参考のために他のスキルアップにかかる投資額も下記に書かせて頂きます。


ライザップ(美ボディ、モテボディ作り)30-50万円


ライザップゴルフ(ゴルフ)38-68万円


ベルリッツ(外国語)27-32万円 


高山敦史さんパーソナルコーチング(ランニング、マラソン) 1時間1万円 30時間=30万円


池上秀志ズームコンサル(ランニング、マラソン、起業) 1時間1万円 30時間=30万円


 だいたい30万円以上というのが本気で自己実現をする場合の相場ということでご理解下さい。


 こういったリーズナブルな価格でお届けさせて頂いておりますので、実は現在受講生様の数が300名を超え、無料メール相談が殺到しております。私も年中無休で毎日朝5時に起きて任務に就かせておりますが、どうしてもさばききれなくなってきております。


 そのため、今回の募集は8名様で打ち切らせて頂きます。次回の募集時期は未定です。


 その効力も価格の妥当性も理解出来た。でも、本当に自分に使える内容なのか分からない、本当に自分も成果を出せるのかと思われている方もいらっしゃると思います。


 結論から申し上げますと、大丈夫です。


 何故なら、ウェルビーイングオンラインスクールは私自身の成功体験とか誰か一人の成功体験ではなく、私自身の選手としての見聞録と指導者として数千人のアマチュアランナーさんとやり取りをさせて頂いた経験、それに書籍から得られた知識を加えてその中から上手くいく原理原則を抜き出して体系化させたものだからです。


 ただし、原理原則は原理原則です。個人に当てはまるかどうかは分かりません。ですので、練習の消化具合や試合結果などを見ながら個人に応じたアドバイスを無料メールでさせて頂いているのです。おそらく、これ以上のものはないでしょう。


 その上でですが、私も元々プロランナー、結果を伴わなければ1円も稼げない世界でやってきました。万が一、真剣に取り組んで下さっても結果に繋がらなければ潔く全額返金させて頂きます。


 プロランナー時代に言い訳しなかったのと同様に、言い訳して、ごねて返金をしぶるようなことは致しません。


 ですが、そもそも返金請求をして頂くようなことにはならないでしょう。ウェルビーイングオンラインスクールを受講して二年後には他の受講生様の半分程度の成果でも絶対に絶対にご満足して頂けるのですが、いかがですか?



ここまで読んでもまだ決めきれない、決断しきれないという方へ

 ここまで読んでもまだ決めきれないという方に一つ質問させて下さい。今あなたのランニング人生は順風満帆にいっていますでしょうか?


 いっているのであれば、そのまま続けてみて、もしも行き詰ったらまた受講を決断して頂いても良いと思います。


 一方で、今行き詰っている方に質問させて下さい。このまま問題を放置していれば、半年後、1年後どうなっていそうでしょうか?


 問題は改善されていそうでしょうか?


 もしも、自力で何とかなりそうであれば、そのままご自身のやり方でやってみるのも一つだと思いますが、ですがそうではない方に一つご提案をさせて下さい。


 実はウェルビーイングオンラインスクールには2回払いから24回払いの分割払いをご用意しております。


 とりあえず、1%だけ私を信じて頂き、少額の投資から始めてみて下さい。もしも、それで始めてみて頂いてご満足いただけなかったり、希望を感じられなかったり、思っていたのと違うということであれば、初めに頂いたお金は全て返金させて頂き、今後も無料ブログやユーチューブなどでお役に立てればと思います。


 一方で、とにかくスタートしてみて「これなら自分でも結果を出せそう!大幅に記録を伸ばせそう!」と思って頂けたら、そのまま受講を継続して頂ければと思います。


 分割払いに関してですが、割り切れる数字にするために100円から1000円の金利をつけさせて頂くことを予めご了承ください。


 例えば3回払いの場合は100円の金利をつけさせて頂き99900円を3回払いで1回あたり33300円のお支払い、24回払いの場合は1000円の金利をつけさせて頂いて100800円を24回払いで月々4200円のお支払いとなります。


 ご希望の方はこちらをクリックして問い合わせページより「ウェルビーイングオンラインスクール〇回払い希望」とご希望の分割払いの回数をご記入の上、送信して下さい。


 本日は1%だけ私を信じて受講して下さい。そうして頂ければ残りの99%も勝ち取って見せます。想定しうる唯一の問題はあなたがもっと早くウェルビーイングオンラインスクールに出会わなかったことだけなのですが、いかがですか?





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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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