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執筆者の写真池上秀志

中村真悠子という女がいる

更新日:2021年4月14日

さて、先日のメルマガで私の中の新しい集中講義構想の中の一つとして、走り方に関するものをインカレチャンピオンの中村真悠子さんとコラボして作成するという構想をお伝えしました。

 走り方に関する集中講義を作って欲しいという声は、以前から多くの方からいただいていたのですが、私は敢えて作成してきませんでした。理由は単純で、私には無理だからです。私には私なりに走り方に関する考え方というのはあります。ただ、人に教えられるものがあるかというと、あまりありません。もし自分が誰かを指導するとしたら、その都度気づいたことを指導するというスタイルを取り、走り方に関してあまり細かいことを言おうとは思わないからです。

 私は常に自分の専門外のことについては何も言わないことにしています。その代わりに何をするかというとお金を出して、専門家から学びます。無料で学ぶこともゼロではありませんが、ほとんどしません。無料の知識というのはやはり無料の知識です。100均のお椀でも充分使えますが、やはり10万円のお茶碗は耐久性も味わいも全く違います。同様にユーチューブにも多くの動画はありますが、やはりお金を出した方が圧倒的に時間の短縮につながります。ちなみに一番のオススメは本を読むことです。本は中古も入れると100円から1万円程度の投資でかなり多くのことが学べます。もう少し実用的な知識が欲しい場合には、もう少しお金を出して数万円から最大で100万円前後出して、勉強します。高いようで、結局そっちの方が安いことを知っているからです。

 そんな訳で、今回も自分の専門外の走り方については中村真悠子さんという3000mSCのインカレチャンピオンで、アジア選手権日本代表、元3000m障害日本学生記録保持者という輝かしい実績をお持ちの方です。中村さんは元々800mと1500mの選手で長い距離は得意ではありません。走行距離もかなり少ないですが、その代わりに重視していたのが、サーキットトレーニング、動き作り、バウンディングなどの基礎体力作りです。



 私も基礎体力作りはしますが、やはり中距離選手の方が重視します。また中村さんは筑波大学の大学院にも進学し、最新の機器で様々な測定も行い、修士論文では「主観的運動強度を用いた学生中長距離走者のトレーニング評価」というテーマで論文執筆もされ、科学的な観点からも陸上競技を掘り下げて研究されている方です。

 では小難しい理論をひねくり回すのかというとそういう訳でもありません。やはり競技者としてやってきた経験がある上に、小・中・高・特支の教員免許を持っておられるので、子供にも分かるくらい、分かりやすく解説してくださいます。私が中村さんから学んだことの中で最も印象に残っているのは「走り方そのものをいじる前に体の能力を高めることが大事」ということです。要するに、今の身体能力の中でベストな走り方をするよりも、柔軟性、筋力、運動神経、色々なものを発達させた上で、ベストな走り方を作った方が良いということです。

 私はトレーニングをする上で頭に置いているのは「ダーウィンの進化論」は、退化論でしかないということです。「ダーウィンの進化論」では、現状の身体能力の中で、環境に適応する=現状の最適化を図ります。一方で、人間は現状そのものを変えて、現状の外側に飛び出すことができます。中村さんの考えも、現状の中で、最適な走り方を作るよりも、身体能力そのものを高めながら、自分にとってベストな走り方を身につけた方が良いということです。


 考えてみれば、当然のことではあります。技術が大切な野球選手ですら、基礎体力を高めるためのトレーニングを秋季キャンプ、春季キャンプを通して行う訳です。ランナーも同じで、そう言った前提となる基礎作りを飛ばして、つま先接地が良いとか腰高のフォームが大事と言ったところで、何の役にも立ちません。


 では、そのためにはどういうトレーニングをすれば良いのか?そんな内容について、中村さんから色々教えてもらうことが出来ました。それを皆様にも分かりやすくお届けするための集中講義を作成しました。元日本学生記録保持者で日本代表選手から「効率よく前に進む走り」を学べる内容がたった9800円の投資で受講していただけます。


 更にこちらのブログ記事を最後までお読みいただいた方への限定オファーとして半額クーポンをお渡しいたします。クーポン欄に「nakamura」と入力してお使いください。此方の集中講義のタイトルは「インカレチャンピオンから学ぶ走りの極意」です。詳細は下記のURLよりご覧ください。


下記に中村さんの主な実績と、インカレで優勝した時のユーチューブ動画を貼っておきます。全国大会とは思えない圧倒的な強さでの優勝はまさに圧巻としか言いようがありません。

中村真悠子

高三 インターハイ出場

大三 インカレ1500m8位

大四 インカレ1500m4位

院一 インカレ1500m4位

   インカレ3000m障害優勝

   日本選手権3000m障害5位

院二 日本選手権3000m障害2位

   アジア選手権3000m障害7位

   インカレ3000m障害5位




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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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