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執筆者の写真池上秀志

LLLTの効果その10 関節炎

 今回は低出力レーザーの効果の10個目です。本当は10個以上ありますが、キリも良いので今回で最後とさせて頂きます。さて、10個目は関節炎です。関節炎は意外と原因がよくわからず、テニス肘、野球肘、ランナー膝、ジャンパー膝などのスポーツをやっている人に見られるものから、加齢とともに徐々に出てくるものまで様々です。

 スポーツをやっている人に見られる関節炎は一般に使いすぎ症候群と言われますが、では関節炎の原因の全てを使いすぎで説明出来るかと言えば、それは絶対に無理です。同じように練習していても痛みの出る人とでない人がいますし、同じ人間でもかつては大丈夫だったレベルで、痛みが出たり出なかったりです。

 加齢とともに生じる関節炎の場合はもっと厄介で、原因らしい原因もないままにある日突然痛みが生じて、徐々に痛みが酷くなっていきます。スポーツで痛めた場合は、休めば炎症レベルはある程度下がりますし、日常生活にはそれほど支障が出ないケースもありますが、加齢による関節炎はそもそもスポーツで痛めた訳ではないので、休みようがありませんし、日常生活にも支障があるので、生活の質も落ち、本人も辛いと思います。

 私自身が経験した最もひどい関節炎は中学校の頃に抱えていた膝の痛みです。ひどい時には歩くだけでも痛み、立ったり座ったりといった膝の曲げ伸ばしだけでも痛みが出たので、とても辛かったのを覚えています。

 関節炎の不思議なところは、関節の変形や軟骨の損傷などだけでは説明できないことです。考えて見て頂きたいのですが、そもそもレントゲンを撮らなければいけないのは、痛みのある人です。それでレントゲンを撮って、変形していたり、軟骨が消耗していると、変形による痛み、軟骨の消耗、半月板損傷などと言われる訳ですが、痛みのない人をレントゲンで撮れば、一定の割合で関節の変形や軟骨の損傷、半月板の損傷などが観察されます。

 最終的には関節痛の原因も細胞の異常な生まれ変わりによるネクローシスです。ですから、LLLTの照射によって、アポトーシスが引き起こされるようになれば、関節炎も一人でに治ってしまいます。

また、動物実験では一回のLLLT(近赤外線:810nm)の照射が炎症レベルを下げ(インターロイキン6などの炎症物質を調べる)、24時間以内に有意に改善が見られています。さて、そんな訳で今回は関節炎について詳しく書きましたが、過去記事の「LLLT」により詳しくメカニズムを書いており、オススメのLLLT機器も紹介していますので、そちらをご参照ください。

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筆者紹介

​ウェルビーイング株式会社代表取締役

池上秀志

経歴

中学 京都府亀岡市立亀岡中学校

都道府県対抗男子駅伝6区区間賞 自己ベスト3km 8分51秒

 

高校 洛南高校

京都府駅伝3年連続区間賞 チームも優勝

全国高校駅伝3年連続出場 19位 11位 18位

 

大学 京都教育大学

京都インカレ10000m優勝

関西インカレ10000m優勝 ハーフマラソン優勝

西日本インカレ 5000m 2位 10000m 2位

京都選手権 10000m優勝

近畿選手権 10000m優勝

谷川真理ハーフマラソン優勝

グアムハーフマラソン優勝

上尾ハーフマラソン一般の部優勝

 

大学卒業後

実業団4社からの誘いを断り、ドイツ人コーチDieter Hogenの下でトレーニングを続ける。所属は1990年にCoach Hogen、イギリス人マネージャーのキム・マクドナルドらで立ち上げたKimbia Athletics。

 

大阪ロードレース優勝

ハイテクハーフマラソン二連覇

ももクロマニアハーフマラソン2位

グアムマラソン優勝

大阪マラソン2位

 

自己ベスト

ハーフマラソン 63分09秒

30km 1時間31分53秒

マラソン 2時間13分41秒

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